Hiromi Iwsaki : 岩崎宏美

Biography

岩崎 宏美(いわさき ひろみ、1958年11月12日 – )は、日本の歌手である。

1975年4月25日、「天まで響け岩崎宏美」のキャッチフレーズと共に「二重唱 (デュエット)」でデビューした。同期デビューの女性歌手では小川順子、太田裕美、岡田奈々、片平なぎさなどがいる。2枚目の「ロマンス」が90万枚近い大ヒットとなり、この年の新人賞を多数受賞する。またこの年、第26回NHK紅白歌合戦に、紅組歌手のトップバッターとして初出場(歌唱曲は「ロマンス」)を果たした。
1976年3月、3枚目のシングル「センチメンタル」が第48回センバツ高校野球大会の入場行進曲に初めて選ばれる。
1977年3月に堀越高等学校を卒業した。同期生には森昌子、岡田奈々、池上季実子などがいる。同年秋、初のバラード「思秋期」がヒットし第19回日本レコード大賞歌唱賞を受賞。1979年7月、中野サンプラザホールでロックミュージカル「ハムレット」にオフィーリア役で出演(ハムレット役は桑名正博)。

1982年、前年9月より放送が開始された日本テレビ系の2時間ドラマ『火曜サスペンス劇場』の主題歌を担当(「聖母たちのララバイ」)。この曲は発売後2週目でオリコンチャート週間売上1位を獲得し80万枚の大ヒットとなり、同年11月、日本歌謡大賞を受賞する。また翌1983年3月には同曲が、第55回センバツ高校野球大会の入場行進曲として再び採用された。

なお、『火曜サスペンス劇場』では1981年9月から1987年11月までの6年間にわたって「聖母たちのララバイ」「家路」「橋」「25時の愛の歌」「夜のてのひら」の5曲が主題歌として採用された(その後も1992年10月から1993年9月にかけて「愛という名の勇気」が同番組の主題歌となっている)。
1984年、芸能活動の方針を巡る相違から芸映を退社し、個人事務所スリー・ジーを設立する。翌1985年、独立第1弾のシングル「決心/夢狩人」がトップ20入りし、アルバム『戯夜曼』も発表した。

Hiromi Iwsaki / 岩崎宏美のシングル

1. 二重唱(デュエット) 1975.04.25 19位
2. ロマンス 1975.07.25 1位 第17回日本レコード大賞・新人賞、第6回日本歌謡大賞・放送音楽新人賞、第8回日本有線大賞・優秀新人賞
3. センチメンタル 1975.10.25 1位 第48回選抜高等学校野球大会・入場行進曲
4. ファンタジー 1976.01.25 2位
5. 未来 1976.05.01 2位
6. 霧のめぐり逢い 1976.08.01 4位
7. ドリーム 1976.11.05 4位 第9回日本有線大賞・有線スター賞
8. 想い出の樹の下で 1977.01.25 7位
9. 悲恋白書 1977.04.25 8位
10. 熱帯魚 1977.07.05 4位
11. 思秋期 1977.09.05 6位 第19回日本レコード大賞・歌唱賞、第8回日本歌謡大賞・放送音楽賞
12. 二十才前 1978.02.05 10位
13. あざやかな場面 1978.05.05 14位
14. シンデレラ・ハネムーン 1978.07.25 13位 第20回日本レコード大賞・金賞
15. さよならの挽歌 1978.11.05 13位
16. 春おぼろ 1979.02.05 15位